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Llmspeed:買う前にローカル LLM の速さを体感する

Llmspeed は llmspeed.dev で公開されている無料のオープンソース Web ツールです。GPU、Mac、CPU とモデルを選ぶと、そのハードウェアで予測される速度でサンプル回答を流し、最初のトークンが出るまでの待ち時間も再現します。2026 年 10 月 17 日に Hacker News の Show HN に投稿されました。

結論: GPU や大容量メモリの Mac にお金を使う前の感覚チェックとして便利です。毎秒 10 トークンと 100 トークンの違いを、数字ではなく目で確かめられます。ただし結果は推定値です。数値には Measured・Derived・Projected のラベルが付き、シミュレーションは単一デバイスのみ。README 自身も実速度は 10〜30% ずれうると書いています。

Llmspeed とは?

ローカル LLM のベンチマークの多くはトークン/秒の数字を示すだけです。Llmspeed はその数字を目に見える形にします。プロンプトの長さに応じた待ち時間のあと、予測された速さでテキストが表示されます。プロジェクトは自らを「ハードウェアを買う前に、ローカル LLM がどれだけ速く動くかを体感する」ツールと説明しています。

Vite、Preact、TypeScript で作られた静的サイトで、ライセンスは MIT です。予測値はすべて GitHub リポジトリの 1 つのデータファイルにまとまっているので、誰でも数字の出どころを確認できます。

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: llmspeed.dev(公式サイト)

Llmspeed の使い方

  1. ブラウザで llmspeed.dev を開きます。インストールもアカウントも不要ですが、JavaScript が必要です。
  2. 持っている、または購入を検討しているハードウェアを選びます。RTX 4090、Mac Studio、CPU のみの PC など。
  3. モデルと量子化(Q4_K_M、Q8_0、FP16 など)を選びます。メモリ判定で、収まるか、RAM にあふれるか、読み込めないかがわかります。
  4. プロンプトの長さを選びます。長いほど最初のトークンまで時間がかかります。データファイルには 42、290、1,800、12,500 トークンのプリセットがあります。
  5. シミュレーションを開始して回答が流れるのを見ます。結果の横のラベル(Measured・Derived・Projected)を確認しましょう。
  6. レースモードで 2 つ目の構成を並べ、リンクをコピーして比較を共有します。

Llmspeed が再現するのは速度だけです。ブラウザでモデルを実行するわけではなく、回答の品質についても何もわかりません。

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: llmspeed.dev(公式サイト)

出典: GitHub:llmspeed data/app-data.json

Llmspeed の精度:Measured・Derived・Projected

すべての推定値に、どれだけ信頼できるかを示すラベルが付きます。

ラベル意味
Measured(実測)まったく同じハードウェア・モデル・量子化で計測済み
Derived(推算)近い構成の実測値から補間
Projected(予測)スペックから計算。発表済みで未発売のハードウェアなど

2026 年 10 月 17 日に確認したデータファイルでは、ハードウェア × モデル × 量子化の 1,446 通りのうち、Measured が 76、Derived が 385、実行不可が 985 でした。動く組み合わせの多くは直接の実測ではなく補間値です。

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: GitHub:llmspeed data/app-data.json

Llmspeed はトークン/秒をどう推定するか

実測値は r/LocalLLaMA、localscore.ai、llama.cpp の議論などから集めて検証したコミュニティのベンチマークです。ベンチマークがない場合、README によると次の原理で計算します。

当サイトの Qwen4 VRAM 計算ツール · Qwen4 をローカルで動かす方法

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: r/LocalLLaMA

出典: localscore.ai

出典: GitHub:llama.cpp

Llmspeed 対応ハードウェア:GPU・Mac・CPU 30 種類

2026 年 10 月 17 日時点のプロジェクトのデータファイルにあるデバイスを、メモリ帯域順に並べました。このモデルでは帯域が生成速度の主な決め手です。メモリと帯域はファイル内の数値です。

デバイスメモリ帯域バックエンド
H200 141GB (cloud)141 GB4,800 GB/sCUDA
H100 80GB (cloud)80 GB3,350 GB/sCUDA
A100 80GB (cloud)80 GB2,039 GB/sCUDA
NVIDIA RTX 5090 32GB32 GB1,792 GB/sCUDA
NVIDIA RTX PRO 6000 96GB96 GB1,792 GB/sCUDA
Mac Studio M5 Ultra 512GB (発表済み・未発売)512 GB1,200 GB/sMetal
NVIDIA RTX 4090 24GB24 GB1,008 GB/sCUDA
AMD RX 7900 XTX 24GB24 GB960 GB/sROCm
NVIDIA RTX 5080 16GB16 GB960 GB/sCUDA
NVIDIA RTX 3090 24GB24 GB936 GB/sCUDA
NVIDIA RTX 5070 Ti 16GB16 GB896 GB/sCUDA
Mac Studio M3 Ultra 512GB512 GB819 GB/sMetal
AMD RX 7900 XT 20GB20 GB800 GB/sROCm
NVIDIA RTX 4070 Ti Super 16GB16 GB672 GB/sCUDA
AMD RX 9070 XT 16GB16 GB644.6 GB/sROCm
AMD Radeon AI PRO R9700 32GB32 GB644.6 GB/sROCm
MacBook Pro M5 Max 128GB128 GB614 GB/sMetal
Intel Arc Pro B70 32GB32 GB608 GB/sVulkan
Mac Studio M4 Max 128GB128 GB546 GB/sMetal
NVIDIA RTX 4070 12GB12 GB504 GB/sCUDA
NVIDIA RTX 5060 Ti 16GB16 GB448 GB/sCUDA
MacBook M3 Max 48GB48 GB400 GB/sMetal
NVIDIA RTX 3060 12GB12 GB360 GB/sCUDA
MacBook Pro M5 Pro 48GB48 GB307 GB/sMetal
NVIDIA DGX Spark 128GB128 GB273 GB/sCUDA
Mac Mini M4 Pro 64GB64 GB273 GB/sMetal
MacBook M4 Pro 24GB24 GB273 GB/sMetal
AMD Ryzen AI Max+ 395 128GB (Strix Halo)128 GB256 GB/sROCm
MacBook M2 Pro 16GB16 GB200 GB/sMetal
CPU-only (Ryzen 9 9950X, 96GB DDR5)96 GB89.6 GB/sCPU

出典: GitHub:llmspeed data/app-data.json

Llmspeed が対応するモデル

データファイルには人気順に選ばれた 15 モデルがあります:Qwen 3.6/3.8 27B, Qwen 3.5/3.6 35B A3B, Qwen3 30B A3B, Qwen 3.5 9B, GLM-5.3 Flash, DeepSeek V4 Flash, DeepSeek R1 Distill 14B, GPT-OSS 20B, GPT-OSS 120B, Gemma 4 26B A4B, Gemma 4 31B, Llama 3.1 8B, Ornith 1.5 35B A3B, Ornith 1.5 9B, Muse Glimmer 30B。

GPT-OSS 120B、DeepSeek V4 Flash、GLM-5.3 Flash のような MoE モデルはトークンごとにアクティブパラメータしか読まないため、メモリに収まりさえすれば総サイズから想像するより速く生成できます。最大級のモデルは大容量メモリの Mac やワークステーションに収まるよう低ビット量子化で用意されています。

出典: GitHub:llmspeed data/app-data.json

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

自分の計測結果を投稿する

いちばん価値のある貢献は実測値です。自分のマシンで llama.cpp のベンチマークを実行し、benchmarks/submissions.csv に 1 行(ハードウェア、モデル、量子化、バックエンド、エンジンのバージョン、gen_tps、prefill_tps、プロンプトのトークン数、出典リンク、メモ)を追加して、プルリクエストに llama-bench の出力全文を貼ります。MLX、vLLM、ExLlama の結果も、エンジン名を書けば歓迎されています。

# 1. Measure your own machine with llama.cpp's benchmark tool
llama-bench -m your-model.gguf -p 512 -n 128
# tg128 = generation speed (gen_tps), pp512 = prompt speed (prefill_tps)
# 2. Add a row to benchmarks/submissions.csv and open a pull request

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: GitHub:llmspeed benchmarks/submissions.csv

出典: GitHub:llama.cpp

Llmspeed をローカルで動かす

サイトは完全に静的なので、自分用のコピーも動かせます。README の開発コマンド:

# Run the site locally (Vite + Preact + TypeScript)
git clone https://github.com/albinstman/llmspeed
cd llmspeed
npm install
npm run dev

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

Llmspeed の制限

出典: GitHub:albinstman/llmspeed(README)

出典: daily.dev:Show HN の議論まとめ(2026 年 10 月 17 日)

よくある質問

Llmspeed とは何ですか?

Llmspeed(llmspeed.dev)は、ローカル LLM が特定の GPU、Mac、CPU でどれだけ速く動くかをシミュレーションする無料のオープンソースサイトです。予測された最初のトークンまでの待ち時間のあと、予測トークン/秒でテキストを表示します。

Llmspeed は無料ですか?

はい。サイトはアカウント不要で無料で使え、コードは GitHub で MIT ライセンスで公開されています。

Llmspeed の精度は?

ラベル次第です。Measured は同じ構成の実際のベンチマーク、Derived は近い構成からの補間、Projected はスペックからの計算です。README は 10〜30% の差がありうると注意しており、Hacker News では自分のマシンでもっと大きな差を報告したユーザーもいます。

Llmspeed はブラウザでモデルを実行しますか?

いいえ。予測速度でサンプル回答を再生するだけです。何もダウンロードせず、GPU も使いません。

Llmspeed はマルチ GPU に対応していますか?

まだです。単一デバイスのみで、複数 GPU への分割は制限として挙げられています。

Llmspeed と llm-speed.com は同じですか?

いいえ。llm-speed.com は別のトークン/秒ランキングサイトです。Llmspeed は llmspeed.dev で、コードは github.com/albinstman/llmspeed にあります。

独立したガイドで、Llmspeed およびその作者とは関係ありません。内容は GitHub 上の Llmspeed の README とデータファイル、Hacker News の議論のまとめに基づき、2026 年 10 月 17 日に確認しました。独自のベンチマークは行っていません。ハードウェア名・モデル名は各社の商標です。